クレジットカードは借金!返せない時はどうしたらいいのか?


纏まったお金が必要だったり、足りない生活費を補うのに、カードローンは何となくバツが悪いからクレジットカードを使う。という方は少なくないでしょう。

その意識からもうかがえるように、クレジットカードは借金だ。という感覚で利用している方は多くありません。

しかし、クレジットカードは立て替え払いとして手元にお金がなくても、一時的に必要な金額が利用できるという点では、借金といえます。

また、クレジットカードを使いすぎたり、他のカードローンなどと併用していて返済不能になってしまう方というのは後を絶たず、クレジットカードで借金地獄に陥ってしまう方は一定数いるのです。

クレジットカードの借り換え・おまとめで返済状況を立て直す?

クレジットカードの支払いが厳しくなってきて、返済が遅れてしまいそう…分割手数料やリボ払い手数料が嵩んでいていつ完済できるかめどがつかない…という場合は、むしろカードローンへ借り換えやおまとめをした方が立ち直る可能性があります。

基本的にクレジットカードは、分割手数料やリボ払い手数料がほとんどカードローンと変わらないか少し高めです。

加えて、リボ払いなどで毎月支払いをしている場合、支払額が少額過ぎて残高がほとんど減っていかない為、利息が嵩み易い状態になっている事がほとんどといえます。

その点、カードローンには限度額が高い事で、金利がクレジットカードの手数料利率よりも低く、利息が削減できるものもあります。

特に、クレジットカードの利用が複数に及んでおり、残高が100万円以上など高額になっている場合は、銀行カードローンへクレジットカード残高を移すことで確実に低金利になるといえるでしょう。

また、カードローンの返済額は残高に合わせて金融機関側が最低返済額を設定しているため、残高に対して少なすぎる返済になり利息が嵩みすぎてしまうのをある程度防げるようになっています。

カードローンとクレジットカードで自転車操業をしているような場合は、特におまとめローン契約がおすすめです。

ところが、消費者金融などで扱っているおまとめ専用ローンは、クレジットカードのショッピング枠利用分についてはリボ払いも含め対応していないことが珍しくありません。

銀行であれば、クレジットカードでの利用分も借り換えやおまとめ可能な借金として認めてくれているところがあります。

例えば、オリックス銀行カードローンなどがクレジットカードリボ払いの借り換えに利用可能です。

カード支払い滞納時の連絡は必ず出る!

一括払いでもリボ払い分でも、クレジットカード支払を滞納していると、カード会社から支払い催促の電話がかかってきます。

カード支払いを滞納していることを分かっている場合は、怒られたり強引な取り立てがあるのだろう…と電話に出ない人もいる事でしょう。

しかし、なるべく催促の電話は出るようにした方が、まだ返済する気があるとカード会社に思ってもらえます。

電話を無視し続けると、督促の方法が電話連絡から自宅への郵送物に変わってくるので、家族などに借金がバレる可能性が否めません。

また、カード会社からのコンタクトをまったく無視し続けると、そのうち裁判所から内容証明郵便が届き、訴えられ給与や財産の差し押さえがされます。

クレジットカードだからまさか財産の差し押さえまでされないだろう!と思うのは甘いです。

先述もしたように、クレジットカードの利用も立派な借金です。

基本的には、カードの支払いが遅れそうな場合、カード会社から連絡が来るまで誤魔化すのではなく、自分から何日までには支払うという旨を伝えた方が信用上の印象の悪化がある程度防げるのでおすすめといえます。

クレジットカードで返済不能になった場合は債務整理する?

人によっては、クレジットカードをカードローンへ借り換え・おまとめしても返済していける見込みがない場合もあると思います。

クレジットカードも一時的な立て替え払いとはいえ、借金には変わりないので借り換えも返済できないまま放置というわけにはいきません。

では、借り換えやおまとめで返済状況の改善も不可能な場合どうするのか?というと、債務整理をする事になります。

債務整理には種類があり、借金が少ない場合は任意整理が一般的ですが、高額に及んでいる場合は自己破産をする事になるでしょう。

任意整理は完済期限を金融機関と相談し決める事で、利息分の支払いが免除された状態で、引き続き分割返済をしていく方法です。

自己破産は、資産と見なされるもの(現金にして99万円超、預貯金20万円超など)が没収され、免責が降りる事で借金がいわゆるチャラになる方法です。

破産という響きから、自己破産だけは避けたい!という方は少なくありませんが、任意整理にせよ自己破産にせよ信用情報に異動情報が記録されるので、向こう5~10年はクレジットカードやカードローンなどの信用取引が一切できなくなることに変わりはありません。

また、本人名義の資産がなければ借金が全額免除されることを考えると、自己破産をした方が後の生活が楽になる可能性が高いです。

ただ、任意整理で利息分を免除することで返済が出来るなら、その方が良いですし必ず自己破産免責が下りるとは限らないので、そのあたりは債務整理を依頼する弁護士の方など専門家と相談することをおすすめします。

クレジットカードリボ払いは利用しない方が良い!

クレジットカードで借金が膨らんでしまっている方の大半の原因がリボ払いといえるでしょう。

というのも、リボ払いの仕組みはほとんどカードローンの返済と変わらないからです。

しかし、利用者はカードローンではなくクレジットカードを使っているつもりなので、よく理解しないまま気軽に利用してしまっている事が少なくありません。

リボ払いは本来クレジットカード一括払いをする料金を、リボ払い手数料を払う事で毎月一定額の支払いで分割払いが出来る仕組みとなっています。

その為、毎月の支払額は少額で済みますが、クレジットカード利用分の残高がゼロにならない限り、返済期間中はリボ払い手数料がかかり続けてしまうのです。

加えて、リボ払いの場合、クレジットカードで利用した金額に対して返済額がかなり低い事が珍しくありません。

すると、毎月支払う金額が少ない分、残高がなかなか減らず実際にクレジットカードで利用した金額よりも、大幅に利息を払わなくてはいけなくなってしまいます。

そして気づいたときにはリボ払い残高が何百万単位になっていた…という事が昨今は多いのです。

カード会社は分割手数料で利益を得ているので、リボ払いを大々的に宣伝していますが、基本的にはカードローンで借金をするのと大差ないので本当に必要な時以外は利用しないに越したことはないでしょう。

支払い方法をリボ払いにする事で、クレジットカードで貯められるポイントが沢山もらえる!などのキャンペーンが多くありますが、基本的にかかるリボ払い手数料を考えると、ポイントプレゼントのメリットはほぼ打消しとなることが多いです。

クレジットカード一括払いで本来なら払えたところを、リボ払いにしたことで利息まで追加で払わなくてはいけないでは、メリットでもなんでもないでしょう。