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オリックス・クレジット(VIPフリーローン)のおまとめローン審査を通るには?


オリックスでおまとめローン契約する場合、オリックス銀行カードローンは使えません。

オリックス銀行カードローンは、クレジットカードからの借り換えには対応していますが、カードローンの借り換え・おまとめは不可能です。

その代り、グループ会社のオリックス・クレジットが扱う「オリックスVIPフリーローン」はおまとめローンとして使えます。

オリックス・クレジットは、他にも似た名前のVIPローンカードやカードレスVIP、VIPローンカードBUSINESSなどを扱っていますが、ここではオリックスVIPフリーローンでのおまとめについて説明していきます。

オリックスVIPフリーローン貸付条件と申し込みの流れ

まず、オリックスVIPフリーローンの貸付条件は以下の通りです。

オリックスVIPフリーローン貸付条件

実質年率3.0%~14.5%
限度額100万~800万円
担保・保証人不要
申込条件日本国内に居住し申し込み時20歳以上65歳未満で年収400万円以上の方
返済日毎月10日・20日・末日のいずれか
必要書類本人確認書類(免許証など)
収入証明書類(最新の源泉徴収など)
遅延損害金実質年率19.9%

オリックスVIPフリーローンの特徴は最高限度額の高さと金利の低さといえるでしょう。

特に、限度額に関しては下限が100万円からとなっているので、審査に通過出来れば必ず100万円以上の借り換え・おまとめが可能です。

最高限度額も800万円とゆとりのある高額設定でローン一本化に向いています。

金利も最高でも年14.5%と低金利借り換えに向いている設定です。

最低金利が年3.0%で金利の幅が広いので審査評価次第では、かなり低い金利でおまとめが可能でしょう。

ただ、一つ注意したいのが、オリックスVIPフリーローンは年収が400万円以上という申込条件です。

最低でも100万円からの融資となる為なのか、年収の条件がわりと高めとなっています。

400万円以上の年収となると、それなりの会社の正社員か公務員の方などが主な対象者となるでしょう。

アルバイト・パートは申し込めないなどという記載はありませんが、なかなか年収制限を超える事が難しいと思うので、実質的に融資対象になっていないといえます。

オリックスVIPフリーローンに申し込み、おまとめをするまでの流れは以下の通りです。

オリックスVIPフリーローン申込の流れ

  1. ネット申込(来店不要)
  2. 審査
  3. 電話かメールで審査結果通達
  4. プランの提案
  5. 契約書類の郵送・返送
  6. 指定口座へ融資金を振込

最初の申し込みはネットで可能ですが、途中で契約書を交わす際に郵送の手続が入ります。

その為、オリックスVIPフリーローンへ申し込んでから、実際にローンを一本化するまでには最低でも1週間ほどはかかると思っておいた方が良いでしょう。

時間がかかる分、おまとめ後の返済プランもオリックス・クレジットが提案してくれるので、その点は安心感があるといえます。

審査に通過した後は、借り換え前のローンに返済するための融資金が自身の指定口座に振り込まれるので、他のローンを自分で完済します。

借り換え・おまとめ用のローンの中には、契約締結後に直接借り換え前のローンへの返済を融資金で行ってくれる金融機関もありますが、オリックスVIPフリーローンでは対応していません。

オリックスVIPフリーローンでのおまとめは年収の3分の1以上借りられる?

オリックスVIPフリーローンを扱うオリックス・クレジットは、銀行ではなく貸金業者にあたります。

その為、オリックス・クレジット自体は総量規制の対象なのですが、オリックスVIPフリーローンに関しては借り換え・おまとめ用のローンという事で、総量規制例外貸付が可能です。

借り換えやおまとめは顧客にとって一方的に有利となるとして、総量規制例外で年収の3分の1以上の金額がオリックスVIPフリーローンでは借りられます。

ただ、年収の3分の1以上の借り入れが出来るといっても、借り換え・おまとめのみの利用なので、必要以上の金額を借りる事は出来ないでしょう。

また、総量規制では1社50万円以上、他社借り入れ含め100万円以上の融資を受ける場合、収入証明書が必要です。

オリックスVIPフリーローンでは、審査通過すると限度額100万円以上が設定されるので、必然的に収入証明書が要ります。

オリックスVIPフリーローンのおまとめ審査基準は?

オリックスVIPフリーローンは、最低でも100万円からの融資となるので、それに見合う返済能力が必要です。

したがって、与信状態が良くない場合は、オリックスVIPフリーローンのおまとめ審査に通過するのは難しいでしょう。

そもそも年収規定400万円以上とされており、返済能力が十分見込める方用のおまとめローンといえます。

年収400万円以上という条件がある事で、とりあえず年収が高ければおまとめできるかも?と思う方もいるかもしれませんが、例え年収が高くても信用情報に以下のような履歴がある場合は審査に落ちます。

オリックスVIPフリーローン審査に落ちる原因

  • 金融事故による異動情報が記録されている
  • 他社借り入れで返済遅延や延滞があった
  • 多重債務で残高と件数が多すぎる

債務整理や自己破産などの金融事故を5~10年以内にしている場合、信用情報に異動情報が記録されています。

異動情報の履歴がある場合、ほとんどのローン審査に通過出来ません。

加えて、借り換え前のカードローンなどで、返済遅延を何度もしていたり、3カ月以上の滞納で延滞をしていたりする場合もおまとめ審査に落ちる可能性が高いです。

おまとめローンは基本的に借り入れ状況を改善し、きちんと返済をしていくためのローンなので、返済をする気があると判断できる方しか審査に通過出来ないといえるでしょう。

また、辛うじて金融事故も返済遅れもしていないものの、他社借り入れ件数が4社以上で借り入れ残高があまりに多い場合も、オリックスVIPフリーローンの審査通過は厳しいといえます。

ただ、まだ信用情報に問題が記録されていないなら、多重債務の場合は1つでもローンを完済するか、残高を減らした後であれば一本化出来る可能性がゼロではありません。

何円のおまとめなら審査通過出来そう?

オリックスVIPフリーローンの扱う限度額は高額なので、いつの間にか他社借り入れが嵩んでしまった方には魅力的である事でしょう。

また、申し込み条件に年収400万円以上という規定もあるからには、高額のおまとめも出来るはず!と期待すると思います。

しかし、上述した審査通過を考慮すると、例えば最高限度額800万円に近い金額のローン一本化をするという事はほぼ無理です。

では、何円くらいならおまとめ審査に落ちずにオリックスVIPフリーローンで借りられそうか?というと、自身の年収の2分の1程度が目安といえるでしょう。

例えば、年収が500万円で与信状態が良好なら、250万~300万円くらいはおまとめできる可能性があります。

年収500万円で借り換えたい金額が400万円となると、審査通過が難しいもしくは残高の一部のみのおまとめ契約になる可能性が否めません。

年収規定が400万円以上なので、その場合の年収の2分の1で大体200万円くらいまでのおまとめなら審査通過の安全ラインといえるでしょう。


クレジットカードは借金!返せない時はどうしたらいいのか?


纏まったお金が必要だったり、足りない生活費を補うのに、カードローンは何となくバツが悪いからクレジットカードを使う。という方は少なくないでしょう。

その意識からもうかがえるように、クレジットカードは借金だ。という感覚で利用している方は多くありません。

しかし、クレジットカードは立て替え払いとして手元にお金がなくても、一時的に必要な金額が利用できるという点では、借金といえます。

また、クレジットカードを使いすぎたり、他のカードローンなどと併用していて返済不能になってしまう方というのは後を絶たず、クレジットカードで借金地獄に陥ってしまう方は一定数いるのです。

クレジットカードの借り換え・おまとめで返済状況を立て直す?

クレジットカードの支払いが厳しくなってきて、返済が遅れてしまいそう…分割手数料やリボ払い手数料が嵩んでいていつ完済できるかめどがつかない…という場合は、むしろカードローンへ借り換えやおまとめをした方が立ち直る可能性があります。

基本的にクレジットカードは、分割手数料やリボ払い手数料がほとんどカードローンと変わらないか少し高めです。

加えて、リボ払いなどで毎月支払いをしている場合、支払額が少額過ぎて残高がほとんど減っていかない為、利息が嵩み易い状態になっている事がほとんどといえます。

その点、カードローンには限度額が高い事で、金利がクレジットカードの手数料利率よりも低く、利息が削減できるものもあります。

特に、クレジットカードの利用が複数に及んでおり、残高が100万円以上など高額になっている場合は、銀行カードローンへクレジットカード残高を移すことで確実に低金利になるといえるでしょう。

また、カードローンの返済額は残高に合わせて金融機関側が最低返済額を設定しているため、残高に対して少なすぎる返済になり利息が嵩みすぎてしまうのをある程度防げるようになっています。

カードローンとクレジットカードで自転車操業をしているような場合は、特におまとめローン契約がおすすめです。

ところが、消費者金融などで扱っているおまとめ専用ローンは、クレジットカードのショッピング枠利用分についてはリボ払いも含め対応していないことが珍しくありません。

銀行であれば、クレジットカードでの利用分も借り換えやおまとめ可能な借金として認めてくれているところがあります。

例えば、オリックス銀行カードローンなどがクレジットカードリボ払いの借り換えに利用可能です。

カード支払い滞納時の連絡は必ず出る!

一括払いでもリボ払い分でも、クレジットカード支払を滞納していると、カード会社から支払い催促の電話がかかってきます。

カード支払いを滞納していることを分かっている場合は、怒られたり強引な取り立てがあるのだろう…と電話に出ない人もいる事でしょう。

しかし、なるべく催促の電話は出るようにした方が、まだ返済する気があるとカード会社に思ってもらえます。

電話を無視し続けると、督促の方法が電話連絡から自宅への郵送物に変わってくるので、家族などに借金がバレる可能性が否めません。

また、カード会社からのコンタクトをまったく無視し続けると、そのうち裁判所から内容証明郵便が届き、訴えられ給与や財産の差し押さえがされます。

クレジットカードだからまさか財産の差し押さえまでされないだろう!と思うのは甘いです。

先述もしたように、クレジットカードの利用も立派な借金です。

基本的には、カードの支払いが遅れそうな場合、カード会社から連絡が来るまで誤魔化すのではなく、自分から何日までには支払うという旨を伝えた方が信用上の印象の悪化がある程度防げるのでおすすめといえます。

クレジットカードで返済不能になった場合は債務整理する?

人によっては、クレジットカードをカードローンへ借り換え・おまとめしても返済していける見込みがない場合もあると思います。

クレジットカードも一時的な立て替え払いとはいえ、借金には変わりないので借り換えも返済できないまま放置というわけにはいきません。

では、借り換えやおまとめで返済状況の改善も不可能な場合どうするのか?というと、債務整理をする事になります。

債務整理には種類があり、借金が少ない場合は任意整理が一般的ですが、高額に及んでいる場合は自己破産をする事になるでしょう。

任意整理は完済期限を金融機関と相談し決める事で、利息分の支払いが免除された状態で、引き続き分割返済をしていく方法です。

自己破産は、資産と見なされるもの(現金にして99万円超、預貯金20万円超など)が没収され、免責が降りる事で借金がいわゆるチャラになる方法です。

破産という響きから、自己破産だけは避けたい!という方は少なくありませんが、任意整理にせよ自己破産にせよ信用情報に異動情報が記録されるので、向こう5~10年はクレジットカードやカードローンなどの信用取引が一切できなくなることに変わりはありません。

また、本人名義の資産がなければ借金が全額免除されることを考えると、自己破産をした方が後の生活が楽になる可能性が高いです。

ただ、任意整理で利息分を免除することで返済が出来るなら、その方が良いですし必ず自己破産免責が下りるとは限らないので、そのあたりは債務整理を依頼する弁護士の方など専門家と相談することをおすすめします。

クレジットカードリボ払いは利用しない方が良い!

クレジットカードで借金が膨らんでしまっている方の大半の原因がリボ払いといえるでしょう。

というのも、リボ払いの仕組みはほとんどカードローンの返済と変わらないからです。

しかし、利用者はカードローンではなくクレジットカードを使っているつもりなので、よく理解しないまま気軽に利用してしまっている事が少なくありません。

リボ払いは本来クレジットカード一括払いをする料金を、リボ払い手数料を払う事で毎月一定額の支払いで分割払いが出来る仕組みとなっています。

その為、毎月の支払額は少額で済みますが、クレジットカード利用分の残高がゼロにならない限り、返済期間中はリボ払い手数料がかかり続けてしまうのです。

加えて、リボ払いの場合、クレジットカードで利用した金額に対して返済額がかなり低い事が珍しくありません。

すると、毎月支払う金額が少ない分、残高がなかなか減らず実際にクレジットカードで利用した金額よりも、大幅に利息を払わなくてはいけなくなってしまいます。

そして気づいたときにはリボ払い残高が何百万単位になっていた…という事が昨今は多いのです。

カード会社は分割手数料で利益を得ているので、リボ払いを大々的に宣伝していますが、基本的にはカードローンで借金をするのと大差ないので本当に必要な時以外は利用しないに越したことはないでしょう。

支払い方法をリボ払いにする事で、クレジットカードで貯められるポイントが沢山もらえる!などのキャンペーンが多くありますが、基本的にかかるリボ払い手数料を考えると、ポイントプレゼントのメリットはほぼ打消しとなることが多いです。

クレジットカード一括払いで本来なら払えたところを、リボ払いにしたことで利息まで追加で払わなくてはいけないでは、メリットでもなんでもないでしょう。