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クレジットカード審査ポイントと現金化のデメリット


クレジットカードを作成する際にも審査があるのを知っていますか?

最近は学生カードや20代などの若年層向けのクレジットカードも出ている為、社会人でなくてもカード発行を考えている方は少なくないでしょう。

ただ、クレジットカードはお金が関わってくる信用取引ですから、審査に通過しないと作成が出来ません。

また、昨今はクレジットカードの現金化のような問題もあるので、カードを初めて作る方は要点を押さえておいた方が良いといえます。

クレジットカード審査の基準はカードの種類による?

クレジットカードの審査は、信用取引をしてもリスクがない相手かどうかを見極めるために行われます。

審査基準は、申し込みをするカード会社やクレジットカードの種類・クラスなどによって異なる為、一概にどのカードの審査が甘い、厳しいと断言することは出来ません。

ただ、クレジットカードの場合は、与信が認められればランクの高いカードの審査通過も出来る為、一般的に審査が緩いといわれるものも厳しいといわれるものは審査基準がある程度分かれているといえるでしょう。

全てのクレジットカードの審査ポイントとしていえるのは、審査落ちになる原因はほとんど信用情報や返済能力にあるという事です。

具体的にクレジットカード審査に落ちてしまう原因として、以下が挙げられます。

審査落ちの原因

  • 延滞や債務整理・自己破産などが信用情報に記録されている
  • 他社借入の残高が多い又は複数契約で多重債務
  • クレジットカードの申し込み・発行条件を満たしてない
  • 短期間に複数のカードに申し込み過ぎている
  • クレジットヒストリー(利用実績)が積めていない

金融事故を起こしているとクレジットカードは作れない

一番気を付けたいポイントとして挙げられるのが、信用情報という個人情報の状態です。

信用情報には、過去にクレジットカードの申し込み履歴や利用履歴、支払い状況などの信用取引の記録が載っています。

審査で信用情報を照会した際に、2~3カ月以上の延滞や債務整理・自己破産といった金融事故を起こした履歴があるとクレジットカードの審査通過出来ません。

金融事故を起こした履歴がある状態をブラックリストに載っているともいい、信用情報から履歴が消えるまでクレジットカードに限らず信用取引がほとんどできなくなるといえます。

ただ、ブラックリストに載っても、信用情報から金融事故を起こしたという履歴が消えれば、再びクレジットカードなどの信用取引が可能なので、二度と審査通過出来ない!という事はありません。

ブラックリストは、5~10年経つことで記録が信用情報から消えるので、その後であればクレジットカードを作ることも可能です。

他社のクレジットカードやカードローンを使い過ぎていると審査に不利

また、クレジットカード審査で信用情報を照会すると、事故履歴以外にも他のクレジットカードや信用取引の利用状況も確認することが出来ます。

その為、申し込んだカード以外のクレジットカードを複数使っていたり、クレジットカードの他にカードローンなどの他社借入をし過ぎていると、審査落ちの可能性が高くなりがちです。

というのは、あまりにも他社カードの残高や他のローンなどを多く契約し利用している場合は、利用額が返済能力を上回る可能性があると審査で判断されるからといえます。

クレジットカードやカードローンなどでの借り入れが4~5件以上に及んでいる場合は、多重債務となるので特に審査落ちし易いといえるでしょう。

クレジットカード申し込み条件の年齢や年収から外れている

審査では信用情報の他に、属性という情報も返済能力を計る為に精査します。

属性は基本的にクレジットカード申し込み時に申告する、年齢や年収、勤続年数、雇用形態、勤務先などの情報のことです。

年会費無料の一般カードは属性がそこまで関係なく審査通過できる可能性が高いので、そこまで心配ないといえるでしょう。

ただ、有料カードやステータスカードなどクラスの高いクレジットカードの審査となると、属性も審査で重要視される傾向にあります。

クラスの高いカードでは、申し込み条件に年収の規定があったりするので、それが満たせないと審査通過出来ません。

時に、属性審査には年齢も含まれますが、クレジットカードの場合は学生でも、親の承認があれば作成できることが多いです。

ところが、カードの種類によっては満20歳以上で成人してからでないと、作成できないものもあります。

その際、年齢や年収などの条件が満たせないからといって、クレジットカードの申し込みで嘘をつくのは止めましょう。

スーパーホワイトはブラックリストの喪明けだと思われる

一番審査落ちの原因の可能性としては低いですが、クレジットヒストリーが積めていない事にも一応注意しておくと良いでしょう。

クレジットヒストリーは信用取引の利用実績のことで、信用情報に何も取引履歴がない状態をスーパーホワイトといいます。

審査の際、信用情報に特に大きな問題がなければ基本的には審査通過出来ますが、ある程度の年齢の方がスーパーホワイトであると、以前ブラックリストに載っていたのではないか?と疑われることがあります。

ブラックリストに載ると、5~10年という長期間信用取引がほぼ出来なくなるので、その間に信用情報の履歴は一切なくなっていきます。

つまり、本当に信用取引をしたことがない方と、ブラックリストの喪明けの方との区別がつけにくいわけです。

大体年齢が30代以上でクレジットヒストリーが何もないと、ブラックリストの喪明けを疑われて審査に落ちてしまう可能性があるといえるでしょう。

スーパーホワイトで審査落ちしない対策としては、携帯本体代金の割賦払いなどちょっとしたもので良いので、信用取引をしクレジットヒストリーを積む事が挙げられます。

ステータスカードは招待制?ゴールドカードの審査に通過するには?

基本的にクレジットカードの一般カードに関しては、上述した審査ポイントに気を付ける事で通過が難しくないです。

ところが、ゴールドカードやそれ以上のステータスカードに関しては、上述してきたポイントは最低ラインの審査基準といえるでしょう。

また、ゴールドカードや一部のプラチナカードは、自身で申し込みをして審査通過することで一般カード同様に作成が可能ですが、ハイクラスのカードは原則、カード会社から招待されなくては手に入れられないことが多いです。

自分で申し込みが可能なゴールドカードやプラチナカードの審査では、一般カードでの利用実績が積めている事に合わせて、年収などの属性評価も高くないと通過出来ません。

その為、少しでも支払い遅れがあったり、スーパーホワイトである場合は、ゴールドカードやプラチナカードの作成がほぼ出来ないと思っておきましょう。

加えて、自分では申し込む事すらできないステータスカードは、自分が申し込めるクラスのカードを発行し利用実績を積みながら、招待(インビテーション)が来るのを待つしかないです。

スステータスカードの招待を貰うには、単純に支払い滞納なく長年使うだけでなく、年間のカード利用額にも注意する必要があります。

クレジットカードの招待は、原則、優良顧客にしか送られませんし、その基準は公になっていません。

招待が来るのに何年もかかった!という方もいれば、年間何百万円以上カード利用したら招待が来たという方もいます。

ただ、一ついえるのは、クレジットカードの利用中に支払い遅延をしているようでは、ステータスカードは手に入れられないという事です。

クレジットカード現金化とは?違法行為にあたるのか?

時に、新規クレジットカードを発行する理由が単純にカード決済がしたい。などという場合は問題ないのですが、現金化のためにカードを作成するのは止めましょう。

昨今、クレジットカードのショッピング枠空きを使って現金を手に入れる、クレジットカード現金化が問題となっています。

現金化には、現金化業者が用意した二束三文の商品をカードで買いその差分を還元率に沿って現金でキャッシュバックする方法と、換金性の高い商品を購入させてそれを現金化業者が買い取り現金を振り込む方法の大きく2パターンがあります。

そのどちらの方法であっても、カード会社はクレジットカードの空き枠を現金に換える事は規約で禁止している事がほとんどです。

また、現金化したお金を他のローンなどの返済に充てるなど、自転車操業を助長し多重債務者を増やしかねないという懸念もあります。

ただ、法律では厳密にクレジットカード現金化を取り締まる事が出来ていないのが実情です。

しかし、だからといって合法というわけでもなく、現段階ではクレジットカード現金化のみを取り締まれる法律が整備されいないだけの、グレーゾーンといえるでしょう。

基本的にクレジットカードの現金化を考える方は、金銭的に困っており且つ与信状態の問題で、カードローン契約などでお金が借りられない方が多いです。

その際、カードローンの審査に通過出来ないという時点で、そもそも返済能力がない状態なのに手数料がかかる現金化をしたとして、現金化の分の返済が出来るわけがないといえるでしょう。

ショッピング枠を現金化しても、後に現金化の為に購入した物の支払いやキャッシュバック分の返済をしなくてはならないので無償ではありません。

クレジットカードが二度と使えない!?現金化のデメリットとは?

また、多重債務になったり返済不能になる他に、クレジットカード現金化すると以下のようなデメリットも生じます。

審査落ちの原因

  • 使っているカードの利用停止
  • 残高分の一括請求がされる
  • 現金化を装った詐欺にあう
  • 悪質業者により個人情報が取られる
  • クレジットカードが二度と作れない可能性

先述もしたように、各カード会社はクレジットカードでの現金化を禁止行為としているので、万が一した場合は規約違反となります。

クレジットカード含む信用取引において規約違反をした場合は、まずは手元のクレジットカードの利用が停止され、残高の一括請求後に強制解約されるのが一般的な流れです。

また、規約違反の際の一括請求分が払えない場合は、債務整理をする事になるのでその後5~10年間信用取引が出来なくなります。

加えて、現金化に関しての法整備が整っていない分、悪質な違法業者や詐欺・イタズラ目的の個人などにひっかかってしまう可能性が高いです。

詐欺や個人情報の流出は違法行為にあたるので、その件では法律が守ってくれますが現金化に関しての損害分などは何ともならない場合がほとんどでしょう。

そして、一番危惧するべきなのがカード会社の社内ブラックになる事です。

クレジットカード審査の部分で述べた、信用情報でのブラックリストは事故履歴が消えれば二度と審査通過出来ないなどという事はないです。

しかし、カード会社自体のブラックリストに載ると、社内ブラックとなりその情報はいつ消えるのか分かりません。

その為、社内ブラックは半永久的に記録が残るともいわれています。

クレジットカードは、カード会社から発行されているプロパーカードの他に、提携カードも多くありますから、その分社内ブラックになった場合かなりクレジットカードを作成するのが困難になるといえるでしょう。

最近は日本もキャッシュレス化が進み、カード決済ができなくては困る事も増えてきているといえるでしょう。

その様な時代に、クレジットカードが二度と作成できなくなってしまうリスクを冒してまで、現金化をするメリットがあるのかよく考える事が重要といえるでしょう。

クレジットカードは、手軽に申し込み契約できるので、学生の方や初めてカードを持つ方でも敷居が低く感じるかもしれません。

しかし、与信審査は滞りなく行われますし、違法ではないものの現金かは違反行為です。

クレジットカードの申し込みをする前に、その様な点についてよく考える事が大切といえます。


ローン審査を通過するには信用情報が重要?


審査に通過することでローン契約が出来ますが、その際に重要なのが信用情報の状態です。

ローンというのは契約者のそれまでの取引履歴から、信用が出来るかどうかに重きをおく信用取引です。

審査で重要な信用情報とは?

消費者金融や銀行でのローン契約の審査では、金融取引の履歴においての信用が精査されます。

その審査基準になる履歴を信用情報といいます。

信用情報の中身を簡潔に挙げると以下の通りです。

信用情報の中身

  • 申し込み情報
  • 借り入れ・返済情報
  • 返済滞納・金融事故情報

信用情報には、カードローンだけでなくローン契約などのような後払いに関する、金銭消費貸借契約の取引履歴全般が記録されています。

信用情報の中でもカードローン契約において、それまでの金融取引で延滞や債務整理、自己破産などの異動情報がないかが一番審査でチェックされる点です。

具体的な例を挙げるなら、延滞であればクレジットカードやカードローン、カーローン、住宅ローンなどで借り入れをした後に、約定日に返済をしなかった。または、遅れて返済したという履歴が信用情報の中に記録されます。

延滞などの記録が信用情報に載っているというのは、ローン審査で信用に欠ける不利な状態です。

債務整理・自己破産、長期の延滞(3ヶ月以上)となると異動情報といわれ、この情報がある限り信用情報に大きな傷があるとみなされ、ローン契約の類が一定期間出来ません。

ただし、債務整理(自己破産)後の破産免責以降、5~10年経つと異動情報は履歴から消え、信用情報からなくなります。

金融業の中で信用情報に何も履歴がない状態をスーパーホワイトといいます。しかし、信用情報が真っ白であればローン審査に通るというわけでもありません。

一般的に、30代くらいの年齢の方がクレジットとカードなどの履歴もなくスーパーホワイトであるのは、審査において怪しまれるといわれます。破産をした為に信用情報がリセットされた状態ではないか?と貸付側に判断される場合があります。

ローン審査では、信用情報に加えて契約者の属性も契約できるかどうかに関わってきますが、まずは信用情報に傷がないことが大切といえます。

以上を踏まえると、クレジットカードや住宅ローン、カーローンなどの何らかの信用取引履歴があり、ローン利用の勝手がわかっている上で延滞がないという健全な利用実績が信用情報としては理想的といえるでしょう。

事故情報は金融機関から消えない

信用情報に記載された、金融事故である異動情報の履歴は最高でも5~10年経つと消えることは先述の通りです。

しかし、信用情報から事故情報が消えても、実際に当時ローン契約をしていて、事故を起こした金融機関からその情報が消えるかは微妙なところです。

というのは、金融機関は、信用情報のように記録の保管期間を公表していませんし、顧客データとして半永久的に残す可能性が高いからです。

その為、一度金融事故を起こした金融機関では、債務整理後は2度とローン契約の類が出来ない可能性が否めません。

その様に特定の金融機関からの借り入れが出来ない状態を一般的に社内ブラックといいます。

また、事故を起こした金融機関が保証会社をしている他の金融機関でのローン契約も難しいといえるでしょう。

年収は信用情報ではない?

ちなみに、カードローン審査でよく重要だと言われるものに、年収や雇用形態(正規雇用か非正規雇用か)がありますが、これらの情報は信用情報ではなく属性です。

その為、例えば、年収が低いから、非正規雇用だからという理由で信用情報にキズが付くということはありません。

ただし、カードローン審査では信用情報もさることながら、属性も各項目ごとに利用者の状態を点数化(属性のスコアリング)するので、審査結果を左右する要素です。

加えて、属性は申し込み時に契約先へ自己申告しますが、その際嘘の記載をすると、悪質な申し込みとして信用情報に悪影響を及ぼします。

悪質な申し込みをした。という履歴は、ローン申し込み履歴として信用情報に記録されるので、審査通過の足を引っ張る要因になりかねません。

安定した収入という条件がカードローンにはあるので、年収は高い方が良いのでは!?と思うかもしれませんが、安定した収入というのは別段、高額収入がなくてはいけないという事ではありません。

実際に証明することが出来ない収入で虚偽申し込みをしてしまうと、信用情報での問題となってしまいますから、自身がなくても正確に申し込みはしてください。

カードローンでの「安定した収入」という条件は、月給のように定期的に収入があることが重要であるという意味で設定されています。

他社借り入れ件数や残高が多い=与信悪化?

年収よりも、審査で気にするべきは、他社借り入れ件数や残高といえるでしょう。

最初の方で、信用情報に何も履歴がない状態をスーパーホワイトと述べましたが、逆に債務件数が多い状態を多重債務といい、スーパーホワイトよりも信用情報の状態として審査に不利です。

借り入れは、カードローンや住宅ローンなどの契約のみでなく、クレジットカードのキャッシング枠(ショッピング枠は除く)や携帯やスマホの割賦払いなども、ローン審査時に他社借り入れとして確認されます。

その為、例えば、いざカードローン契約をしよう!と思った時に、キャッシング枠があるクレジットカードを何枚も持っていたりすると、審査落ちの原因になりかねません。

借り入れ可能な枠があるだけで、他社借り入れとしてローン審査ではカウントされるので、利用していないクレジットカードキャッシング枠や他のローンなどは解約して、カードローン審査に臨むのが良いでしょう。

また、既に他社で2~3件借り入れ利用をしている場合、新規のカードローン審査通過は厳しいといえます。

加えて、3~4社以上借り入れ件数が嵩んでいる場合は、多重債務といっても過言ではありません。

その様に、他社借り入れが複数ある場合は、新規カードローン審査通過は不可能である可能性が高いです。

金融機関は、顧客が他社で借り入れをしていると、他に残高がある分貸し倒れリスクが高いと審査のうえで判断します。
その為、審査落ちとまではいかずとも、他社借り入れがあることで希望額満額の借り入れが叶わなくなる可能性が高いです。

複数社への申し込みも注意!申し込みブラックとは?

時に、延滞や債務整理など既に契約したローン利用の問題の他にも、信用情報に載ると審査で不利になる情報があります。

それが短期間(1~3カ月程)での複数社の金融機関への申し込み履歴です。

信用情報には誰がいつどこの金融機関に申込んだかも記録されます。

つまり、一度にたくさんのローン契約を申し込むとその情報がどこの金融機関のローン審査でも見られるわけです。

短い間にいくつもの借入先を作ろうとしている契約者は、貸付側からするとお金に相当困っているように見えます。

その為、複数の金融機関で申し込んでいる履歴が見られた場合、貸し倒れのリスクを嫌って審査に通さないのです。

また、そのようにローン審査に影響を及ぼすほどになってくると、俗にいう申し込みブラックと認知されてしまい、どこのローン審査も厳しくなってしまいます。

申し込みの履歴は信用情報に最高6カ月間残ります。

その為、半年間はむやみにいくつもローン申し込みをしない方が良いといえます。

いくつからが審査に影響を及ぼすかというと、各金融機関によってローン審査の基準が異なる為、一概には断定できませんが、3~4社以上は申し込みブラックとしてローン審査に不利になってしまうといわれています。

信用情報を保管している信用情報機関とは?

信用情報は信用情報機関でその記録が保管・管理されています。

カード作成やローン契約をしたことがある人の情報は、それらを契約する時に信用情報機関に提供することが規約で定められており、契約者がそれに同意しない限りは勝手に信用情報機関に個人情報が記録されることはありません。

逆に言えば、契約に際して信用情報機関で信用情報を照合することに同意しなければ、クレジットカード契約やローン契約は出来ません。

情報の保管先である信用情報機関は、JICC(日本信用情報機構)、CIC(シーアイシー)、全国銀行個人信用情報センター(JBA)の三機関があります。

当サイトで紹介しているモビットのようにカードローンを商品として扱っている金融機関は、必ずいずれかの信用情報機関に加盟しています。

ただし、すべての消費者金融や銀行がそれら三機関全部に属しているわけではありません。

どのような金融機関が、三機関それぞれに加盟しているか大きく振り分けると以下の通りです。

信用情報機関と加盟している金融機関の振り分け

  • JICC(日本信用情報機構)=消費者金融・信販会社・流通系カード会社など
  • CIC(シーアイシー)=クレジットカード会社・信販会社など
  • 全国銀行個人信用情報センター(JBA)=銀行・信用、労働金庫・農協など

消費者金融や信販・カード会社はJICCかCICに属しており、両方の機関に加盟しているところも少なくありません。

しかし、JICCとCICに加えて全国銀行個人信用情報センターにも加盟している消費者金融はないです。

全国銀行個人信用情報センターは、名前の通り銀行での信用取引の記録を管理する機関なので、主に銀行が加盟する情報機関となっています。

ところが、銀行がJICCやCICに加盟することは可能ですし、銀行の場合は三機関全てに加盟していることが多いです。

加えて、それらの信用情報機関の三機関は、異動・事故情報の交流をしています。

例えば、クレジットカードで長期の延滞をして影響があるのはCICの信用情報だけ。という事はなく、どのような信用取引においても問題視される情報はどの機関にも共有されます。

信用情報機関同士が積極的に交流するのは、主に金融事故情報の有無です。

その為、延滞が一度もない、ローンを完済したというようなプラスの情報は、残念ながら各機関毎の記録・管理にとどまりがちです。

信用情報の交流CRINとFINEとは?どんな情報が共有される?

JICC、CIC、全国銀行個人信用情報センターの三機関の交流をCRINE。JICCとCICだけの交流をFINEといいます。

まず、CRINEで交流される信用情報は、本人情報(氏名、生年月日、住所、連絡先、勤務先など)、カードローンやクレジットカードなどの契約情報、異動情報となっています。

ただし、三機関でそれらの情報全てが共有されるわけではありません。

というのも、三機関が交流させる情報はそれぞれバラバラである為、まったく同じ内容の情報が三機関に把握されることはありません。

例えば、CICは延滞解消や貸し倒れの情報をCRINEで交流しますが、全国銀行個人信用情報センターは延滞の事実屋代位弁済、強制解約といった情報を交流します。

同じ異動情報でも、その中身が違ったり、またJICCとCICは延滞と延滞解消の両方の情報を交流しますが、全国銀行個人信用情報センターは延滞解消の情報は交流する内容としていません。

また、債務整理(任意整理・個人再生・自己破産)についてはCRINEで交流される事はありません。

しかし、破産や個人再生は官報に載り、信用情報機関同士で交流をしていなくても、金融機関が官報情報を収集している場合がある為、いずれにせよ債務整理の経歴は貸付側に知られている可能性が高いです。

次にFINEですが、こちらは貸金業法上で指定信用情報機関とされているJICCとCICの情報交流で、主に借り入れ残高の情報が交流されます。

FINEでは、貸金業者が総量規制に則った貸付をする為に、総借入残高を正確に把握できるよう、その都度の申し込み情報、借入額や残高、遅延の有無といった細かい情報も交流されます。

こちらでも債務整理の情報の交流はされていませんが、申し込み件数や他社借り入れ件数の交流はされているため、申し込みブラックや多重債務の方の情報は、JICCとCIC両方で把握されていることが多いです。

JICCとCICで確認できる信用情報とは?

実際、信用情報機関ではどのような情報が登録されているか、JICCとCICを例に見てみましょう。

JICCとCICには主にカードローンやクレジットカードの利用履歴が登録されます。

また、その情報がいつまで機関に保管されるのかも把握して置くと良いです。

JICCに登録されている情報

・申込みに関する情報
本人を特定する情報(氏名、生年月日、電話番号、免許証などの身分証の記号番号等)、並びに申込日及び申込商品種別等
申込日から6ヵ月以内は情報が保管される。

・ローンなどの契約内容に関する情報
登録会員名、契約の種類、契約日、貸付日、契約金額、貸付金額、保証額等
契約中及び完済日から5年以内は情報が保管される。

・返済状況に関する情報
入金日、入金予定日、残高金額完済日延滞
契約中及び完済日から5年以内は情報が保管される。(延滞を解消したものは発生日から1年以内)

・取引事実に関する情報
債権回収、債務整理、保証履行、強制解約、破産申立、債権譲渡等
契約中及び完済日から5年以内は情報が保管される。(債権譲渡したものは発生日から1年以内)

CICに登録されている情報

・申込情報
本人を識別するための情報(氏名、生年月日、郵便番号、電話番号等)
申込み内容に関する情報(照会日、商品名、契約予定額、支払予定回数、照会会社名等)
照会日より6カ月間は情報が保管される。

・クレジット情報
本人を識別するための情報
契約内容に関する情報(契約日、契約の種類、商品名、支払回数、契約額(極度額)、契約終了予定日、登録会社名等)
支払状況に関する情報(告日、残債額、請求額、入金額、入金履歴、異動(延滞・保証履行・破産)の有無、異動発生日、延滞解消日、終了状況等)
割賦販売法対象商品(クレジットカードなど)のお支払状況に関する情報(割賦残債額、年間請求予定額、遅延有無等)
貸金業法対象商品(カードローンなど)のお支払状況に関する情報(確定日、貸付日、出金額、残高遅延の有無等)
契約期間中および契約終了後5年以内は情報が保管される。

・利用記録(クレジットやローンの利用中に加盟会員が照会した事実を表す記録)
本人を識別するための情報、利用した事実に関する情報(利用日、利用目的、利用会社名等)
照会利用日より6ヶ月間は情報が保管される。

登録された信用情報は、ずっと残るというわけではなく各々最長でも5年以内までの保管となっています。(KSCでは10年保管する情報もある)

パッと見ただけでもたくさんの情報が管理されていることが分かります。

その為、なかなか自分では把握しているつもりでも、2~3年前の何かの契約の履歴やまさか信用情報に残っているとは思わなかった情報なども実際に開示してみるとあると思います。

同じ信用情報機関に加盟しているところでのローン利用履歴には注意!

そこで朗報なのが、JICCとCICの二機関においては、債務整理(自己破産)の記録の保管期間が5~7年であることです。

全国銀行個人信用情報センターでは最高で10年事故情報が記録されるため、破産免責後は銀行よりも、消費者金融の方が先にローン契約が可能となるのです。

しかし、金融事故や延滞などというのは起こさないに越したことは有りませんから、ローン契約をする際は必ず自分の返済能力に見合った借り方をすることを心がけましょう。

異動情報が保管期間を過ぎても消えない事がある!?

各信用情報機関に情報が保管される期間が決まっていることは上述した通りです。

しかし、本来保管期間を過ぎた情報は、異動情報であっても一定期間を迎えると履歴から消えるのですが、稀にそのまま情報が残ってしまっていることがあります。

その場合、個人が信用情報機関へ情報の削除訂正の依頼をすることが可能です。

ところが、その際に削除訂正の依頼の連絡を入れるのは、保管期間を過ぎた情報の元である債務を扱っていた金融機関となります。

信用情報機関では、実際に個人と貸金業者の間で取引がどうなったのか確認のしようがないため、金融機関から信用情報機関へ情報の修正を頼んでもらう必要があります。

時に、グレーゾーン金利撤廃時、すぐに過払い請求を行った方の中には、過払い請求をしたことが債務整理として信用情報に記録されてしまう事例が昔ありました。

現在、過払い請求は貸金業利用者の正当な権利として認められており、そのようなことはないのですが、昔に行った過払い請求がそのまま債務整理をした記録として誤ったまま残ってしまっている、という事があります。

過去の過払い請求での誤った信用情報の記録は、削除依頼をしていないと消えていない可能性があるのです。

もし、信用情報を確認後、過去の過払い請求が債務整理扱いになっている場合は、専門家(司法書士、弁護士など)を介して情報修正依頼をしましょう。