AI審査のローン!?J.Score(ジェイスコア)とは?審査のメリット・デメリットを解説!


最近みずほ銀行とソフトバンクが共同で設立した合弁会社、株式会社「J.Score」(ジェイスコア)を知っていますか?

J.Scoreは、フィンテックという最近注目の金融ITサービスを提供する会社となっています。

J.Scoreはブランドアンバサダーに、現代アーティストとして若年層からの支持も厚いスプツニ子!さんを起用していることから、先進的なイメージを提示していることがうかがえます。

スプツニ子!さんといえば、カラスと対話するロボットを作る少女「カラスボット・ジェニー」などの映像インスタレーション作品が有名で、まさに今の時代にあっているブランドアンバサダーといえるでしょう。

フィンテックは最新のIT技術といって差し支えないので、J.Scoreは今後発展が見込めるサービスを扱う将来性のある会社といえそうです。

2017年9月25日、そのJ.ScoreからAIでスコアリング審査が行われるローンが登場しました。

一番の特徴は、J.Scoreが取り組むフィンテックを利用したAI審査でローン審査が行われる点です。

AIとは昨今発達しつつある人工知能のことで、AI審査とはつまり、今まで人為的に行われていた信用審査がデータを基に客観的に精査されるようになるという事を指します。

その際、J.Score(ジェイスコア)はみずほ銀行とソフトバンクの合弁会社なので、両者の保有する与信審査に関するノウハウやデータがAIの審査基盤となっています。

J.Score(ジェイスコア)の貸付条件は?

そんな最新鋭なローンともいえるJ.Score(ジェイスコア)の貸付条件は、ローンとしてもメリットが大きいものとなっています。

貸付利率
(実質年率)
0.8%~12.0%
限度額10万円~1,000万円
融資額1万円以上(1千円単位)
貸付対象満20歳以上満70歳以下
安定かつ継続した収入が見込める方
(学生・留学生でアルバイトなど安定収入がある方、永住権のない外国人の方も申し込みOK)
返済期間(回数)最長10年(120回)

30万円以下:36回以内
30万円超100万円以下:60回以内
100万円超1,000万円以下:120回以内

みずほ銀行、ソフトバンクまたはワイモバイル、およびYahoo! JAPANとの情報連携により貸付利率(実質年率)を0.1%引下げされます(最大0.3%引下げ)。

貸付利率(実質年率)0.8%については、ソフトバンクまたはワイモバイル、およびYahoo! JAPANとの情報連携を行った場合に限り適用となります。

なお、Yahoo! JAPANとの情報連携で金利引下げとなるのは、以下のいずれかを満たす場合です(金利引下げのタイミングはそれぞれの場合で異なります)。

・情報連携に同意された日の前月末から過去1年以内に「Yahoo!ショッピング」の購買履歴がある
・情報連携に同意された日の前月末から過去1年以内に「ヤフオク!」の落札(支払)履歴がある
・情報連携同意時点で「Yahoo!プレミアム」会員である

J.Scoreは貸金業登録をしているので、みずほ銀行が関わってはいますが、銀行ではなく貸金業者という扱いになります。

その為、最高限度額は1,000万円となっていますが、借り入れに関しては総量規制の範囲内となり、年収の3分の1以上は借りることは出来ません。

しかし、従来の消費者金融カードローンの金利と比べると、金利年0.8~12.0%というのは異例の低金利といえるでしょう

金利と限度額(極度額)は、AIスコアというスコアの値に準じます。

AIスコアが600点未満の場合は、J.Score(ジェイスコア)へ申込みが出来ません(※いますぐお申込みの場合はAIスコア診断とお申込みが同時にできます)。

ただし、当初のAIスコアが600点未満であっても、その後のスコアアップで600点以上となった場合は申込みが可能な仕組みとなっております。

その為、申し込みの為に入力・送信した情報は無駄になりません。

ちなみに、J.Score(ジェイスコア)のAI審査がどのようなものか試したい方は、「簡易スコア診断」をする事も可能です

簡易スコア診断には、カードローン審査で与信を問うのに最低限必要と思われる、年齢・勤続年数・年収・雇用形態そして趣味という設問が用意されています。

趣味などといった項目は今までのお試しカードローン診断にはなかったので面白いですね。

ちなみに、サイト管理者はギリギリ審査落ちするかもしれないスコアでした。無念…。

今までのカードローンであったお試し診断の類は、融資可能か不可能かが出るだけで、しかもよほど無茶苦茶な回答をしなければ「融資可能」と出るだけでした。

ところが、J.Score(ジェイスコア)の簡易スコア診断では、具体的なAIスコアが実際に分かり、大体どのくらいの金利と極度額になるかまで目安が付きます。

ただし、簡易診断と本審査は連動していませんから、診断結果通りに本審査の結果も出るとは限らないでしょう。

J.Score(ジェイスコア)の申し込み方法は?

J.Score(ジェイスコア)に申込むには、まずAIスコアを取得することが必要となります。

AIスコアを取得するには、メンバー登録が必要となりますが、登録は無料でメールアドレスとパスワードだけ設定すればいいので簡単です。

メンバー登録はスマホ・PCから簡単に出来、その後のAIスコア診断(申し込み)から融資手続きまですべてスマホ・ネット完結契約が可能となっています。

その後、登録確認メールが送られてくるので、そのメールにあるURLにアクセスした後チャット形式でAI診断を受けます。

チャットでの回答を基に、仮審査が行われ仮審査に通ったら必要書類を提出し、本審査となります。

本人確認書類や収入証明書類の提出もスマホ・PCから可能です。

収入証明書の提出は、借り入れ額同様総量規制に準じるので、J.Score(ジェイスコア)で50万円を超えるまたは他社借り入れあわせて借り入れ額が100万円以上になる場合は提出が必要となります。

また、J.Score(ジェイスコア)の場合、特別な手続きを踏まなくても審査結果はメールでの送信となるので、結果連絡の電話が仕事で取れなかった!などという事がありません。

審査結果受け取り後、借り入れが可能となりますが、平日22時55分までのお借入申込みで、原則当日中に融資が受けられます(土曜は21時40分、日曜は16時40分までに借入の申込をされた場合原則当日振込が可能)。


J.Score(ジェイスコア)公式サイトはこちら☞

申し込みで嘘をついてもスコアは上がらない!

時に、J.Score(ジェイスコア)で最近審査に落ちたり、借りている間にAIスコアが急に下がったりしている方が多いようです。

なぜJ.Score(ジェイスコア)で急に借りられなくなったり、AIスコアが下げられる人が増えたのか?というと、原因は嘘の情報での申し込みといえます。

点数化が目視できる新しいシステムなので、AIスコアを上げようとしてチャット形式で回答する情報で、嘘をついてしまう方が少なくなかったせいか、J.Score(ジェイスコア)は審査基準を最近になって上げた模様です。

J.Score(ジェイスコア)の設問は多岐に渡るので、中には意識せず適当な回答をしてしまっている方もいると思います。

登録した情報は正確性が問われるので、嘘を付いたつもりがなくても、間違った内容で申し込んだり登録をしてしまう事で審査に落ちたり、利用停止になってしまうのです。

スマホで申し込みや登録が簡単に出来るのもあって、軽く考えがちですが与信状態に関係するシステムである事を忘れないようにしましょう。

Pay-easy(ペイジー)から手数料無料で返済が可能!

J.Score(ジェイスコア)では今のところ、3つの返済方法が用意されています。

スコアレンディングの返済方法

  • 銀行振り込み
  • Pay-easy
  • 口座振替

通常の銀行振り込みは、利用している口座によっては振込手数料が発生するので、返済方法としてオススメしません。

すると、従来なら口座から返済日に自動的に返済がなされる口座振替が便利でしたが、J.Score(ジェイスコア)ではPay-easyを利用しての振り込み返済も可能です。

Pay-easyを介して、インターネット返済(振り込み返済)をした場合は手数料がかかりません。

ただし、利用にはPay-easyが利用可能な金融機関にて、インターネットバンキングサービスを利用できる口座を開設している必要があります。

Pay-easyを利用していない方は、従来通り口座振替での返済が良いでしょう。

口座振替の場合は返済日が毎月26日に指定されます。

J.Score(ジェイスコア)のメリットは何?

そもそも、どうして人工知能AIでローン審査を行うのか?そうすることでどんなメリットがあるのか?気になる方は多い事でしょう。

一番は、店舗を持たず人による労働力を削減することで、よりローコストに貸付業務含む金融取引を今後可能としていくために開発されました。

実際に、先述もしましたがJ.Score(ジェイスコア)の金利は、貸金業者が提供するローンの中で今までになく上限金利が低金利の設定となっています。

大手消費者金融の上限金利は年18.0%が平均ですから、それと比較するとJ.Score(ジェイスコア)の年12.0%というのはかなり利息が削減可能です。

最短即日融資にも対応しているので、急いで借りたい方でも手金利メリットがJ.Score(ジェイスコア)なら受けられます。

また、人為的に行われる与信審査よりも、AIスコア・レディングに利用するAIスコアの方が、顧客の与信状態含む返済能力を客観的なデータとして算出することが可能なので、リスクの高い貸付をこれまで以上に回避できる可能性が高いです。

加えて、AIスコアはローン契約時だけでなく、契約後もスマホからもPCからも自身のライフスタイル情報などを改めて登録し直すことが出来、再登録した内容によってはAIスコアが変動するので、より自身にあった貸付条件が提示される仕組みとなっています。

J.Score(ジェイスコア)では入力できる情報が100種類以上あり、自身の情報をより多く登録しデータ化することで、スコアアップが可能となっています。

そして、みずほ銀行またはソフトバンクまたはワイモバイルとの連携を行うことで、スコアアップする可能性が高まり、またスコア・レンディングで適応される金利の最大年0.2%引き下げが可能です。

また、Yahoo! JAPANと情報連携を行うことでさらに金利が年0.1%ずつ下げられます。

J.Score(ジェイスコア)に追加登録する情報は利用者が任意で選べるので、勝手に自身の個人情報が人工知能に読み取られることはありません。

信用情報に問題があるとAIスコアが良くても審査落ち?

J.Score(ジェイスコア)でのスコアリングは確かに画期的ですが、融資を受ける場合は勿論、信用情報の審査もされます。

その為、金融事故などで異動情報の履歴がある場合は、これまでのカードローンと同じように、J.Score(ジェイスコア)の審査通過がほぼ出来ません。

また、他社借り入れでの返済が遅れていたり、延滞をしている場合も審査に落ちます。

他社の返済で一つ注意したいのが、ソフトバンクでの携帯割賦払いで支払い滞納をしたことがあると、J.Score(ジェイスコア)の審査で不利になる可能性がある点です。

J.Scoreはみずほ銀行とソフトバンクが共同出資している会社なので、当然といえるでしょう。

加えて、あまりにも複数借り入れをしている場合も審査通過がしにくいので、他社借り入れが3件以上の場合はJ.Score(ジェイスコア)での借り入れは諦めた方が良いかもしれません。

そして、J.Scoreは貸金業者として登録をしているため、総量規制以上の申し込み額で申し込んだ場合も借りられない点に注意してください。

AIスコアの点数が600点以上でも、信用情報に審査に不利な傷がある場合は、審査通過出来ないと思っておきましょう。